マイケル・ジャクソン
ドキュメンタリー・フィルム「THIS IS IT」の公開が二週間延長された。うれしい。
(以下、映画の内容がわかってしまう文章になります。念のため。)
初日に観てきた後はあまりにもショックで、うまく言葉にならなかった。だた、片っぱしから色んな人に「とにかく観て」と言って回った。たぶん3日で少なくて10人は映画館に行ってくれたと思う。マイケルのファンの人そうでない人、映画館に行くこと自体消極的になっていた人。
みんなの感想 まるでライブを観てるようだ。
オープニングのwanna be startin' somethin'は、マイケルが初来日した時の、後楽園球場でもスタートを飾った曲だったように記憶している(違っていたらごめんなさい)。ダンサーを引き連れてステージ上を動き回るマイケルは、あの時もこの映画の中でも異様なまでの存在感で、瞬く間にみんなを虜にする。桁外れのかっこ良さ。
このフィルムは、2009年7月に行われるはずだった、ロンドン公演のリハーサル映像で主に構成されているのだけれど、これは最早リハーサルってレベルじゃない。随所にわたってマイケルのこだわりと、そこから発生する要求に、マイケル本人はもちろん、監督、ダンサー、バンド、衣装デザイナー、舞台装置。あらゆる人たちが何一つ妥協せず、今できることすべて、命を捧げてこの仕事に取り組む。いままで誰も見たことがないライブを目指して。そして、そんな彼等にマイケルがかける言葉― ありがとう。感謝してるよ。愛してるよ。
マイケルのライブにかける情熱は尋常じゃない。ウォーミングアップ中だから本気では歌いたくないといいつつも、音が鳴れば自然に声と体が反応してしまう。しかもその本気度が凄い。Billie Jeanはライブの構成上、マイケルのみステージに登場してダンサーは出てこないようなんだけど、そのリハを舞台下から見守るダンサーたちの熱狂ぶりが、マイケルの本気度と比例して、しまいには叫びだす人も。曲が終わるころには、みんなただのファンに戻っちゃってる。監督に「まるでR&Rの教会」と喩えられていたけど、あのマイコー・ジャクソンのムーンウォークが見られる!しかもこの至近距離で!!ってことになったら、恐らくみんなああなる。
歴代PVをリメイクしたものを観られるのも貴重なこと。定番のThrillerとかダンサブルなSMOOTH CRIMINALとか。THE WAY YOU MAKE ME FEELのライブバージョンPVがまたむちゃくちゃかっこ良くて、座って観ているのが本当に苦痛だった。つい指が鳴っちゃう。その逆に、しっとり歌うHuman NatureやMan in the mirrorは号泣必至。なんて優しくて美しい歌声なんだろう。
何度観ても全然飽きない。週末4回目に行ってくる。周りでもかなりリピーターがいるみたい。まだ行っていない人には引き続き声をかけるつもり。後年、奇行ばかりをメディアが取り上げていたけれど、マイケル・ジャクソンの本当の姿はあんなんじゃない。彼がどれほど偉大で天才だったか。とてもまじめで繊細な心の持ち主だったかを、マイケルの生き様を、ひとりでも多くのひとに観て、知ってほしい。
ダンスも歌声も、けっして誰も追いつけない聖域
マイケル たくさんの夢と愛をありがとう
あなたと同じ時代に生きてきたことを神に感謝します
安らかに。
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